海外クラブが日本に進出してくるワケ【南米編】

今回は、海外クラブが日本に進出してくるワケ【欧州編】でもご紹介した、海外サッカークラブの日本におけるビジネスの「南米編」を書いていきたいと思います。

近年は海外のサッカークラブが日本に進出し、主に小学生を対象とした「サッカースクール事業」を行うなど、日本はビジネスのターゲットになっています。

欧州のクラブとしては、「FCバルセロナ」や「レアル・マドリード」、「リヴァプール」、「ユヴェントス」といった、超名門クラブが日本でビジネスを展開していますが、それに対抗するように、南米の強豪クラブも日本でのビジネス展開に力を入れて来ています。

今回も、「サッカースクール」という事業をメインに、日本進出する南米のクラブやビジネスを紹介していきます。

海外サッカークラブのスクールの特徴は?

まず、海外サッカークラブが展開する「サッカースクール」の特徴はどんなことなのでしょうか?

やはり、1番の大きな点はそれぞれのクラブごとの「メソッド」が確立されており、それをもとにしたサッカー指導がされていることでしょう。

今や、欧州や南米の20を超えるクラブが、日本でサッカースクールを展開しています。

欧州ではスペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、南米ではブラジルとアルゼンチンのクラブが日本に進出してきています。

同じ国のスクールも複数進出してきていますが、それぞれのクラブが持つメソッドには違いがあり、理想のサッカー像も変わってきます。

そして、もう1つの特徴は、「現地から派遣されたコーチ」や「現地で学び、研修などをしっかりと受けたコーチが指導している」ということです。

海外サッカークラブが母体となっているスクールでは、現地のクラブからコーチを直接派遣している場合があります。

そうしたコーチは、現地のクラブでまだ現役で指導している場合もあり、日本に常にいる訳ではない場合もあります。

その場合は、しっかりと研修を受けた日本人指導者が指導しているパターンがほとんどです。

これによって、そのクラブごとのメソッドをもとに指導していることになります。

デメリットとしては、月謝が高い傾向にあることと、外国人コーチの場合は通訳を介することが多く、トレーニングの説明に時間がかかり、プレー時間が短くなることが挙げられるでしょう。

日本進出している南米サッカークラブ6選

ではここからは、南米のどのようなクラブが日本に進出してきているのかをご紹介していきたいと思います!

いわずと知れたアルゼンチンの超名門「ボカ・ジュニアーズ」

ボカ・ジュニアーズはアルゼンチンの超名門クラブで、元同国代表のディエゴ・マラドーナやカルロス・テベスなど、多数のスター選手が所属した経験があります。

そんな同クラブは東京の品川、多摩、調布、花小金井や埼玉県でもスクールを行っています。アルゼンチンへの遠征も行っており、スペイン語の習得も可能なようです。

ボカのライバルクラブ!「リーベルプレート」

リーベルプレートはボカ・ジュニアーズに並ぶ、アルゼンチンの超名門クラブです。

過去には元アルゼンチン代表のパブロ・アイマールや現在ユヴェントスで活躍するゴンサロ・イグアインなど、数多くのスター選手が所属しています。

そんな同クラブは2015年に日本で行われたクラブチームの世界一を決める「FIFAクラブワールドカップ」で多くのサポーターが来日しました。そして、大阪の心斎橋や電車の駅のホームでチャントを歌うなど、熱狂的なサポーターとしてサッカーファンの間で話題を呼んでいます。

リーベルプレートは同クラブの日本支部が公認、監修している「レオネスサッカースクール」という名称でスクールを展開しており、神奈川県横浜市で活動しているとのことです。

ネイマールや三浦知良も過去に所属!ブラジルの名門「サントスFC」

サントスFCはブラジルの名門クラブです。現在の最年長現役Jリーガーの三浦知良も所属した経験があります。そして、現在の世界最高のサッカー選手の1人であるブラジル代表のネイマールも同クラブの下部組織からトップチームに昇格して活躍しました。


そんなサントスは静岡県浜松市でサッカースクールを行っているようです。ここから、ネイマールやキングカズのような選手が出ることがあるかもしれませんね。

ロベルト・カルロスも所属!「SCコリンチャンス」

SCコリンチャンスもサントスと肩を並べるようなブラジルの名門クラブです。

同クラブには元同国代表であり、ACミランやレアル・マドリードで活躍したロベルト・カルロスも所属した経験があります。最近では、2020年6月まで名古屋グランパスに所属した元ブラジル代表のジョーもコリンチャンスでプレーし、今夏に復帰を果たしました。

そんな同クラブは埼玉県を中心にサッカースクールを展開しています。そして、中学生年代のジュニアユースチームの活動も行っているのが特徴的です。海外系のサッカークラブは日本で小学生対象のスクールを行うことは多いですが、中学生年代のジュニアユースチームを持つのは珍しいことです。

日本でもプレーしたドゥンガも過去に所属!「インテルナシオナル」

インテルナシオナルもブラジルの名門クラブの1つです。

同クラブはジュビロ磐田でもプレーした元ブラジル代表のドゥンガが所属していたクラブでもあります。

そして、元同国代表のアレシャンドレ・パトも過去に所属し、2006年に日本で行われたクラブワールドカップに17歳として出場し、肩でリフティングしながらドリブルをして話題になりました。

そんなインテルナシオナルは兵庫県で小学生対象のスクールとジュニアユースチームの運営を行っています。

サッカーの技術と人間力の向上をコンセプトにしており、スクールやジュニアユースは「THE RED ACADEMY」と呼ばれているそうです。

同クラブもコリンチャンス同様、ジュニアユースのチームを持つ珍しい海外サッカークラブの1つです。

キャンプやブラジル遠征も実施!「クルゼイロEC」

クルゼイロもコリンチャンス、サントス、インテルナシオナル同様、ブラジルのクラブになります。

現在はブラジル2部リーグに所属しています。

鹿島アントラーズの監督経験があり、ペレ、ジーコやソクラテスとともにブラジルの黄金のカルテッドと呼ばれたトニーニョセレーゾも所属していたクラブです。

そんな同クラブは「個の育成」、「規律正しいこと」、「フォーカスを当て続けること」、「謙虚であること」をコンセプトに活動しているようです。

そして、2014年から毎年小学生や中学生対象のブラジル遠征や日本でのサッカーキャンプを行っているとのこと。

そんな同クラブは2020年7月に東京千住校が開校し、現在は三重県でもスクール開校が予定されています。

まとめ

今回は、\海外クラブが日本に進出してくるワケ【南米編】/ ということで、日本でビジネス展開をする南米のサッカークラブについて簡単にご紹介をしてきました。

海外クラブが日本に進出してくるワケ【欧州編】でもご紹介したように、海外のサッカークラブが日本でサッカースクールを展開する場合は、日本の法人(企業)と「ライセンス契約」を結んでいます。

この契約によって、日本でのビジネスにおいて「ロゴ」や「クラブ名」などを使用し、それぞれのクラブのメソッドのもと、活動が行われています。

しかし、この「ライセンス契約」をするにあたっての「ライセンス料金」というものが高額に設定されている場合が多く、日本企業が海外クラブと手を組んでビジネスを行っても、それほど稼げない、というのがこうしたビジネスの特徴でもあります。

また、特に都心部には様々なサッカースクールや、サッカー指導関連のビジネスが増えてきているため、単純に「海外の有名クラブの名前がついているスクール」だからといって、簡単に会員を集めることはできません。

「FCバルセロナ」や「レアル・マドリード」といったビッグネームは別ですが、南米のクラブは日本においてそこまでのバツグンの知名度がある訳ではないので、集客に苦戦しているところもあるようです。

ひとことで「スポーツビジネス」と言っても、それほど競争の激しくないビジネスや、サッカースクール事業のように「少ない顧客を奪い合う」ような競争の激しいビジネスまで、様々なものがあります。

サッカースクールをやってみたいんですけど、どうすればいいですか?」とか、「スクールになかなか人が集まらなくて困ってます」といった人はぜひLINEでお気軽にご相談くださいね!


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ABOUTこの記事をかいた人

須賀 優樹

本ブログの管理人。「世界で一番優しくスポーツビジネスを学べる場をつくる!」を目標に、スポーツ業界に入りたい人、活躍したい人をこれまで多数支援。学生時代の専門は「スポーツマーケティング」。現在は大手企業のデジタルマーケティングやビッグデータ分析のコンサルティング、スポーツ団体の新規事業支援などをやっています。