「スポーツビジネス」って「何を」売ってるの?

今回は、「スポーツビジネス」というのは、スポーツの「何を」売っているのかというお話をします。

その前に、前回の「スポーツビジネス」って何? スポーツって「ビジネス」になるの?」のおさらいをします。

・「スポーツビジネス」というものは、「これはスポーツビジネスである」「これはスポーツビジネスではない」というように、明確に区別することが難しいものである。

「スポーツ」に関わる何かしらのものを売っているならば、それはすべて「スポーツビジネス」と言ってもいい。

「プロ野球はスポーツビジネスである」というは明らかですが、みなさんの地域にあるような「接骨院(整骨院)」が、「スポーツビジネス」をしているといえるかどうかは、そのお店によるでしょう。

このように、「スポーツ」というものを「商品」として明確に定義することは難しいのですが、スポーツビジネスは大きく分けると2種類のものがあります。

 

①「スポーツそのものを商品として売っている」

②「スポーツを通じて何かを売っている」

の2つです。

「スポーツそのものを商品として売っている」というのは、プロ野球やJリーグなどのように、「試合」をすることによって収益を生み出すビジネスのことです。

つまり、「試合」が商品ということです。※これについては、別のコラムで詳しく取り上げます。

スポーツビジネスを分かりにくくしてしまう点は、もうひとつ「スポーツを通じて何かを売っている」というビジネスが存在し、しかもスポーツビジネスの大部分がそうしたビジネスだからです。

そうした、「スポーツを通じて何かを売っている」というビジネスを理解するためには、「産業」というものを理解しなければなりません。

「産業」というのは簡単に言うと、「仕事の種類」のことです。

日本において「産業」話をするときには、「総務省」がさまざまな産業を分類した「日本標準産業区分」というものが使われることが多いです。

※今回は、この「日本標準産業区分」というものが大事なのではなく、「産業ってこうやって分かれているんだな」ということを知って頂ければ十分です。

この中で、「農業・林業」「漁業」「建設業」「製造業」などのように、仕事(サービス)の内容によって産業区分が分かれています。

例えば、

農家を経営し、農産物を作っているならば「農業」の分類に入ります。

ビルやマンションを建設するような企業であれば「建設業」に分類されます。

では、「スポーツ」というものは、どこに分類したらよいでしょうか。

「日本標準産業区分」を見ると分かるように、「スポーツ業」というものは存在していないのです。

もちろん、スポーツに関わる業種が全く記載されていない、ということではありません。

「卸売業・小売業」の中には、小分類で「スポーツ用品小売業」というものが記載されていますし、「生活関連サービス業,娯楽業」には「スポーツ施設提供業」というものが記載されています。

つまりスポーツビジネスというものは、どの産業においても作り出すことができる(関わることができる可能性がある)のです。

・若くして引退したスポーツ選手を、農家で雇って農作物を作ってもらう(スポーツ選手のキャリアチェンジ)

・福祉施設が地域交流のためにスポーツイベントを開く(参加料を取ったりする)

など、いっけんスポーツと関係ないような産業でも、スポーツを利用することによって収益を上げることができるならば、それは「スポーツビジネス」なのです。

あなたが学びたい(関わりたい)スポーツビジネスは、「スポーツそのものを売るビジネス」でしょうか。

それとも、「スポーツを通じて何かを売るビジネス」でしょうか。

(もちろん、両方に関わりたいというのもOKです)

スポーツビジネスやスポーツマネジメントを学ぶ、もしくは関わるときには、以上のことをぜひ意識してみてください。

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早稲田ユナイテッド横浜

本ブログの管理人が代表として運営している文武両道型スポーツアカデミーです。横浜市北部を中心に幼児~小学生を対象にしたサッカーアカデミーやプログラミング学習など行っています。新たなスポーツビジネスモデルを構築するべく日々奮闘中!