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今回は「“スポーツビジネス”と“スポーツの仕事”は同じなのか?違うのか?」というテーマで書いてみたいと思います。
このブログを読んでくれた方の中にも「スポーツビジネスに関わりたいです!」「スポーツの仕事がしたいです!」という相談を寄せてくれる方がこれまでもたくさんいらっしゃいましたが、そもそも「スポーツビジネス」や「スポーツの仕事」というのが何を意味するのかよく分かっていない方も多いです。
私も同じだと思ってたけど、違いを理解して”なるほど!”って思ったよ!!
なので、今回は似たような言葉である“スポーツビジネス”と“スポーツの仕事”という2つをしっかり整理してみたいと思います!
「スポーツに関わるような仕事をしてみたい!」という方はぜひ参考にしてみてください!
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“スポーツの仕事”ってなんだろう??
まず初めに、“スポーツの仕事”というものについて考えてみたいと思います。
“スポーツの仕事”というのは言いかえれば「スポーツに関わることができるあらゆる仕事」のことを指します。
つまり、パートやアルバイト、正社員などを問わず、所属する企業が少しでもスポーツに関わっていたり、自分が担当する業務が少しでもスポーツに関わっているのであれば、それは“スポーツの仕事”と呼ぶことができると思います。
例えば、
・学校の教員になって体育や部活動に関わる
・医師や看護師などになって人々の健康や体調を守る、チェックする
・栄養士になってスポーツをする人の栄養状態を管理、サポートする
・柔道整復師になってスポーツでケガをした人の治療をする
といったようなものは“スポーツの仕事”と言えます。
ここで大事になるのは、こうした“スポーツの仕事”というのは「必ずしもスポーツから生み出される価値を販売して収益化しているわけではない」ということです。
例えば、「学校の教員になって体育や部活動に関わる」という仕事は、“スポーツの仕事”ではありますが、「体育」という授業そのものや「部活動」という活動そのものから収益を得ているわけではありません。
公立の学校の先生の場合は国民や市民の「税金」からお給料が支払われていますし、私立の学校の先生であれば学生が支払う「授業料」からお給料が支払われています。
つまり、「スポーツから生み出される何かしらの価値を提供してお金を得ているわけではない」ということになります。
これは、医師や看護師、柔道整復師といった仕事も同様です。
医師や看護師、柔道整復師といった仕事は必ずしもスポーツをする人やスポーツ選手ばかりを相手にするわけではありません。
スポーツの経験があまりないような人や、普段スポーツとは無縁の人たちの体調や精神を診るような場合も多いです。(結果としてスポーツをしている人やスポーツでケガをしたような人を診る場合もあると思いますが)
ですので、“スポーツの仕事”は「必ずしもスポーツから生み出される価値を販売して収益化しているわけではない」という場合が含まれるため、とても幅が広いです。
極端な話ですが、「自分の会社の草野球チームのマネージャーをやっている」とか、「社員の体調を定期的にチェックするような仕事をしており、体調が良くない人には”運動したほうがいいですよ”というアドバイスなどをしている」といったような仕事も“スポーツの仕事”に含まれると思います。
「なんでもいいからとにかくスポーツに関わるような仕事がしたい!」という人は、色々な可能性を探してみると良いと思います。意外とスポーツに関わることができるチャンスは多いと思います。
“スポーツビジネス”ってなんだろう??
次は“スポーツビジネス”について考えてみたいと思います。
このサイトは「ゼロからのスポーツビジネス入門」というタイトルがついているように、“スポーツビジネス”というものをメインテーマとして扱っているわけですが、いま一度“スポーツビジネス”の「定義」をおさらいしたいと思います。
“スポーツビジネス”とは、「スポーツによって生まれる価値を商品やサービスにして販売し、収益を生み出す活動」のことです。
つまり「モノを売りたい人が、スポーツに関わるなんらかモノを商品にして、お客さんに買ってもらう」という行為をすることになります。
ここで大事なことは、“スポーツによって生まれる価値を商品やサービスにする”ということです。
例えば、
・スポーツの“試合”の開催を通じて、試合を観戦することができるチケットを販売する
・スポーツ選手の名前や写真などを使ってグッズを制作して販売する
・スポーツから生み出される様々な“記録”をまとめて本や映像として販売する
・スポーツを“する”ことによって得られる爽快感を身近に楽しめる施設を運営する
・将来有望な選手を育成し、育成した選手を他チームなどに移籍させ移籍金を得る
といったようなことです。
これらは、スポーツを“する”あるいは“みる”ことによって生まれる「健康」「感動」「興奮」「成長」といったことを商品やサービスにして販売し、収益を生み出すような活動です。
これが“スポーツビジネス”と呼ばれているものです。
“スポーツの仕事”の場合は、スポーツから生み出される「健康」「感動」「興奮」といったものを必ずしも商品として販売しているわけではありません。
先ほど例として紹介した「学校の教員になって体育や部活動に関わる」という場合は、結果として学生たちの「健康づくり」に貢献したり、部活動での様々な体験を通じて学生たちが「感動」や「興奮」を味わえるということがあるかもしれませんが、そうした価値をメインとして販売して収益を得て、お給料をもらっているわけではありません。
ですので、「学校の教員になって体育や部活動に関わる」という活動は「“スポーツの仕事”とは呼べるが“スポーツビジネス”とは呼べない」ということになります。
「スポーツに関わるような仕事をしてみたい!」という方はここをよく理解することが重要です。
単に「“スポーツの仕事”がしたい!」というだけであれば、スポーツをする人やアスリートなどに関わることができそうな「栄養士」や「柔道整復師」といった資格を取って、そうした人たちをサポートするような仕事をしたり、スポーツと少しでも関わりのありそうな企業を見つけて就職するなどをすれば、目標を叶えることができると思います。
ですが、「“スポーツビジネス”をしたい!」という人は、「そもそも“スポーツ”ってなんだろう??」「“スポーツの価値”ってなんだろう??」「ビジネスってどうすれば上手くいくのだろうか??」といったように、「スポーツそのものの」に関することと「ビジネス」に関することの両方を徹底的に考えなければいけません。
このサイトを見て相談してくる方にも、私はよく「“スポーツの仕事”をするのは簡単だが、“スポーツビジネス”は難しい」ということをお伝えしています。
なので、大学などでも“スポーツの仕事”に関われる人を育成することは難しくありませんが、“スポーツビジネス”ができる人材を育てるのはものすごく難しいです。
なぜなら“スポーツビジネス”を成功させるためには「スポーツそのものの本質的な理解」と「高度なビジネススキル」の両方が求められるからです。
まとめ ~“スポーツの仕事”と“スポーツビジネス”は明らかに違います!~
今回は、\知らないと損する“スポーツビジネス”と“スポーツの仕事”の違いを徹底解説/というテーマで、意外と知られていない“スポーツビジネス”と“スポーツの仕事”の違いを解説しました!
もう一度おさらいすると、
スポーツによって生まれる価値を商品やサービスにして販売し、収益を生み出す活動
スポーツに関わることができるあらゆる仕事
という感じで、そこにはハッキリとした違いがあります。
“スポーツの仕事”をすることは決して難しいことではありません。スポーツに関われるような仕事は世の中にたくさんありますし、条件面などをそれほど気にしなければスポーツ関連の企業に就職することもそれほど難しいことではないと思います。
一方「スポーツの価値を使ってビジネスをする」というのは並大抵のことではありませんが、これがスポーツビジネスの醍醐味です。
みなさんはどちらを目指しますか??
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“スポーツビジネス”と”スポーツの仕事”って同じじゃないんですか!?