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【まとめ】スポーツビジネスを学べる民間スクールやコミュニティ

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須賀 優樹
「ゼロからのスポーツビジネス入門」の運営代表として、「世界イチわかりやすいスポーツビジネス・マネジメント」を情報発信。産業能率大学にてスポーツマネジメントを教えています。スポーツ業界就職や起業相談、スポーツ組織向けコンサルティングも好評。

スポーツビジネスを学ぶ方法は、大学や専門学校などに行ったり、インターンシップや海外留学など、様々な方法があります。

近年では、学校や留学以外にも「民間のスクール」や「コミュニティ」で学ぶ方法も増えてきました。

そこで、今回は「スポーツビジネスが学べるスクールやコミュニティ」を紹介してみたいと思います!

この記事で学べること

✔ スポーツビジネスを教えている民間スクールが分かる

✔ それぞれのスクールがどんな人に向けて講座をやっているのか分かる

✔ スポーツビジネススクールで得られるものが分かる


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歴史のある社会人向けアカデミー「SBA」

一般社団法人スポーツビジネスアカデミーが運営している「SBA」は10年以上の歴史があります。

SBAの前身は、元電通でスポーツマーケティングなどに携わった広瀬一郎氏が設立した、「スポーツマネジメントスクール(SMS)」です。

広瀬氏は日本のスポーツビジネス界においてはとても著名な方で、いくつかの大学でスポーツビジネスの講師としてご活躍され、書籍などもたくさん出されている方です。(このブログを書く時にも広瀬さんの本は参考にさせて頂いています)

SBAの講師は、全員「スポーツビジネスの第一線で活躍するプロフェッショナル」ばかりです。

また、SBAの複数の理事(役員)がオンラインサロンを立ち上げ、スポーツビジネスをテーマにしたセミナーなどを開催しています。

現理事のお一人である、荒木重雄さんは、元千葉ロッテマリーンズで球団職員としてご活躍されたり、スポーツビジネスに対してとても豊富な実績をお持ちの方ですが、私が大学生時代に「ゼミ」にゲストとしてお越し頂いて、マリーンズやパ・リーグの改革についてとても面白いお話を聞かせて頂きました。

SBAは学生ではなくどちらかというと社会人をターゲットとしているため、社会人の方に向いています。

SBAでは、セミナー、コースともに、スポーツビジネス組織体系であるトップマネジメント(GM)、事業部門(Business Management)とフィールド部門(Field Management=チーム統括・強化・編成・育成)分野ごとに、プログラムを展開しています。

それぞれの分野におけるプロフェッショナルから体系的に学べることが特徴です。

さらに、昨今のスポーツビジネスでは欠かせない分野となっている「スポーツ✖ ICT」分野についても、業界のスペシャリストを招いてセミナーを行っています。

近年注目されているスポーツビジネスのIT化ですが、日本のサッカースタジアムや野球場でも、スマホのアプリで売店のドリンクやフードを注文したり、トイレの混雑度を知ることができるようなハイテク化が進んできています。

SBAでは、Jリーグやプロ野球の球団職員、メディア、メーカーなど、多くの修了生がスポーツ業界で活躍しているとのことです。

上記のように、SBAで取り扱っている内容は、ビジネスの経験が全くないような学生の方や、若手の方にはかなり難しい内容でもありますので、ある程度のビジネス経験があって、それをスポーツにどのように活かせば良いのかを考えている方のほうが向いていると思います。

また、扱うテーマはほとんどがプロスポーツに関することなので、スポーツ用品ビジネスやスポーツ施設、フィットネスビジネスなどの情報を得たい方には向かないかもしれません。

新卒でスポーツ業界に就職しなかったけれど、何年か経ってスポーツビジネスをやってみたくなった方や、スポーツを使って自社の経営をどうやって良くしていけばよいのか? といったことを考えているビジネスパーソンにはうってつけかもしれませんね。

SBAの詳細はこちら(https://spobiz.ac/)

スポーツ人材のアセンダーズが運営する「WPP」

「スポーツで夢の国を作る」を理念に掲げるアセンダーズ株式会社が運営しているのが「WPP(World Player Project)」というスポーツビジネスコミュニティです。

ビジネスはもちろん、その他にも指導者栄養、トレーナーのコースがあり、アスリートを支えるために必要なことの多くを学ぶことができます。

アセンダーズはスポーツの求人メディアの「MERCI」の運営やJリーグの大分トリニーターとのパートナー契約など、近年急成長している会社です。

WPPは元々別会社が運営する完全紹介制の経営コミュニティのプロジェクトの一環として行われていましたが、今は独立しアセンダーズによって運営されています。

東京、大阪、東海、福岡でそれぞれ活動しており、それぞれの地域、部門を統括する代表者を中心に講座の開講やインターンシップなどでの現場での研修が行われています。

学生、社会人の両方が所属しています。

コミュニティに参加し講座を受講するためには、「1ヶ月あたり15,000円」で、年間契約することで、ビジネスはもちろん、他の3コースも受講することができます。

MARSやSBAに比べ、時間をかけながら幅広く学びたい方にオススメです。

会員のそれぞれがTwitterなどで積極的に発信していることが多く見受けられ、活気のあるコミュニティです。

WPPの詳細はこちら(https://wpp.ascenders.co.jp/)

「スタイリッシュスポーツ」をコンセプトに活動する「バンタンスポーツアカデミー」

バンタンスポーツアカデミーはプロスポーツ選手のマネジメント、プロスポーツクラブの経営支援やスポーツビジネスのセミナーなどを開催しています。

Office Strategic Service(OSS)と連携して2014年4月に開講されました。

「スタイリッシュスポーツ」をコンセプトに、デザインの力でスポーツ業界のイメージを明るいもの、身近なものにして、見ることもやることも楽しめるような環境を作れる人材育成を目指し、スポーツビジネス分野のプロフェッショナルの輩出を目的に活動しています。

スポーツマーケティングコースの半年制、1年制の2コースを用意しており、週に1回講座を開講しているようです。

講師にはJリーグ湘南ベルマーレを運営する株式会社湘南ベルマーレ代表取締役社長の水谷氏やプロ野球千葉ロッテマリーンズ事業本部企画部課長の中島氏など、豪華な講師陣がそろっています。

バンタンは入学に関して、面接などの選考を行っており、専門学校に近い形で運営されているようです。

東京都渋谷区恵比寿で講座を開講しています。

私の知人が過去にバンタンの実施する単発セミナーで湘南ベルマーレ社長の水谷氏のセミナーを受講しましたが、Jクラブにおける現状や課題、経営していく上での難しさなどを聞くことができ、より「スポーツビジネスを学びたい」という意欲が増したと言っていました。

個別での「就職サポート」も行っており、卒業生には大手広告代理店の電通の子会社である、「電通アイソバー株式会社 スポーツマーケティング部」などへの就職実績があるといいます。就職ガイダンスなども定期的に行っているようです。

バンタンスポーツアカデミーの詳細はこちら(https://www.vantan-sports.com/)

サッカーとビジネスの両輪を学べる「FIC」

「FIC(Football inovacion community)」は2016年に任意団体として設立されたコミュニティです。

その名の通り、サッカーに特化し、競技面、育成面、ビジネス面など様々な角度からサッカーをとらえ、サッカー界をより良いものにしていくために活動しています。

現在は一般社団法人化し、一般社団法人FICが運営しています。

サッカー界で活躍する人材による、講演、交流会を行う「フッコネ」や分析などについて学ぶ「FIC LABO」の他、海外での研修などを展開しています。

人脈が豊富なため、海外での指導者、ビジネス研修などもお手頃な価格で可能なようです。

過去には、Jリーグの東京ヴェルディのパートナー営業担当者の方など、Jリーグのクラブ関係者による講演も行っているようです。

学生と社会人の両方所属することができるようですが、募集は常に行っているわけではないようです。

ここ数年、サッカー界では徐々に認知されてきており、SNSでもよく見かけるようになってきている印象です。

フッコネの開催も多くの実績があります。

また、会員の中には、Jリーグの横浜FCで分析官務めており、Jクラブでの経験を持っている方も在籍しているとのことです。

サッカーに特化しているので、主にサッカーを仕事にしたい方向けになりますが、「FIC」も先ほどの「WPP」同様、時間をかけて学びたい方に向いているでしょう。

FICの詳細はこちら(https://www.fic-jp.com/)

スポーツビジネスを学ぶ場はまだまだある!

これらのコミュニティの他にも、スペインのバルセロナ地方への留学を通してスポーツビジネスを学ぶことができる「アルビレックス新潟バルセロナ」などもあります!

定期的にセミナーも開催していて、スペインの本場でスポーツビジネスを学ぶことができるのは、これまで紹介したスクールやコミュニティにない魅力でしょう。

東京ヴェルディでも「ヴェルディカレッジ」というスポーツビジネスを学ぶためのスクールを2019年からスタートしています。

また、野球界では横浜DeNAベイスターズが、クロービズ経営大学院と提携して、ベイスターズの事業等の事例を用いて、ビジネスの現場で活きる経営学の基礎知識・スキルを学ぶ講座などを開いています。

これまで紹介したコミュニティも含め、目指しているものは似ていても、それぞれ特徴や活動の形態は異なります。

また、ここで紹介したもの以外にもオンラインサロンやコミュニティやここ数年で急激に増加し、スポーツビジネスを学ぶ方法も多様化しています。

どのスクールやコミュニティも体験参加または事前の面談等による相談、資料請求等を受け付けているかと思うので、まずは問い合わせするところから始めてみると良いと思います。

「受講期間」や「受講金額」もスクールやコミュニティによって様々です。

スポーツ業界を志望する学生の話を聞くと、複数のコミュニティやスクールに行ってみて実際に所属することを決める人や掛け持ちしている人もいます。

スクールやコミュニティが増加すればするほど、情報も多くなってきます。

「自分の目指していること」や、やりたいことを明確にし、それにあったスクールやコミュニティを選ぶことをおすすめします。

そして、忘れてはいけないのが、これらの組織に属するだけで満足せず、属している組織からいかに多くのことを学び、自分のものにしていくかが重要です。

「払ったお金に見合うものを提供してくれるだろう」と思うのではなく、「払ったお金の価値を自分で高める」ことを考えて、学んでいくことで、より有効になるでしょう。

そして、これらの組織で学ぶことが全てでないこと、これらのみではなく、本やメディアの記事など他のものと並行して、幅広くスポーツビジネスを学んでみてください!


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