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あなたに合った【スポーツに関わる仕事】の見つけ方

将来は、スポーツ関連の仕事がしたいです!!

という、高校生や大学生の方、あるいは社会人の方も多いと思います。

でも、その時に多くの人が、

でも、実際にどんな仕事をしたらいいかわからないんです~

という「」に直面します。

特に、「学生時代は部活しかやってきませんでした!」とか「スポーツマネジメントを学べるコースに所属して、スポーツのことは色々と勉強しました!」みたいな方が、こうした「」に直面することが多いです。

今回は、そうした「迷える人」たちのために、「スポーツの仕事って、こういうのがあるよね!」というのを簡単にご紹介をして、「自分×職業×スポーツを考えるきっかけにしていただければと思います!!


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スポーツに関する「お仕事」は2パターンある!!

今回の記事は、具体的な「職業」の紹介というより、「スポーツに関するお仕事」の考え方についてお伝えしたいと思っています。(具体的な職業についてはまた別の記事で書きます)

ひとことで、「スポーツに関するお仕事」といっても、数え切れないくらいの種類があります。

そこでまず大切になるのが、「スポーツに関わること自体を目的にしている仕事」なのか、「スポーツに直接関わりはないが、結果として関わったりすることがある仕事」なのか、ということを理解することが大切になります。

① スポーツに関わること自体が目的の仕事

② 仕事の一部としてスポーツに関わる可能性がある仕事

① スポーツに関わること自体が目的の仕事

例えば、①のスポーツに関わること自体が目的の仕事というのは、

スポーツ選手を直接支える仕事(トレーナー、栄養士など)
スポーツ選手を裏から支える仕事(スポーツ用品製造、代理人など)
スポーツチームを支える仕事(協会、クラブのスタッフなど)
スポーツをする人を支える仕事(フィットネス、総合型スポーツクラブなど)
スポーツをみる人を楽しませる仕事(アナウンサー、記者など)

といったような仕事になります。

この記事を読んでくれている多くの方は、こうした仕事がいわゆる「スポーツビジネスのお仕事」というイメージを持たれるのではないかと思います。

スポーツは基本的には「する」と「みる」という行為で成り立っています。

スポーツを「する」のはプロ選手のようなトップレベルの競技者から、アマチュアレベルのスポーツ愛好者まで様々ですが、そうした人達を直接支えたり、スポーツの「試合」「イベント」などをお客さんに「みせる」ことによって楽しみを生み出していく仕事もあります。

「プロサッカーチームに就職したいです!!」とかスポーツ用品メーカーに就職したいです!!」みたいな人は基本的にはこのパターンになります。

スポーツを「する人」あるいは「みる人」に対して価値を提供していくことが、仕事としての直接的な目的になるため、「スポーツに関する仕事がしたい!!」という人は、まずこうした仕事から色々と探してみると良いと思います。

ただし、この「スポーツに関わること自体が目的の仕事」というのは、世の中的にはそれほど多くありません。

つまり、「求人」が少なかったりしてあまり関わるチャンスがないという場合が多いです。

特に、「プロスポーツチーム」の求人などには、「募集人数1名」という求人に対して「100人」とか「1000人」とかが応募したりすることがあるので、そこを勝ち抜いていくのは相当大変だと思います。(結局、「コネ」で決まってしまうことも多いです)

逆に、関わるチャンスが割と大きいのは、「スポーツ用品の販売(小売)」や「フィットネスクラブのスタッフ」などの仕事です。

例えば、「フィットネスクラブ」の大手企業として有名な「セントラルスポーツ」や「ルネサンス」という企業は、毎年50~100人程度の新卒を採用しています。
※コロナ禍でこうした業種は採用人数がしばらく減ると思います。

こうしたフィットネスクラブは全国の各地にジムを出店しており、1つ1つのジムにもかなりの数のスタッフが勤務しているため、募集人数が多くなりやすいです。

アルペン」や「ゼビオ」といった「スポーツ用品ショップ」も同様です。

どうしてもスポーツに直接関わる仕事がしたい!!」という方は、こうした業種も視野に入れてみるとよいと思います。

この「① スポーツに関わること自体が目的の仕事」メリットは、やはり「スポーツに直接関わることができる」という点です。

「仕事も趣味も、すべてスポーツに捧げたい!!」という人や、「スポーツ以外のことには興味がない!!」という人が、こうした仕事に就くことができれば、とても「やりがい」や「幸せ」を感じますよね。

仕事を通じて、これまで出会ったことのない様々な「スポーツ好きなひとたち」にも出会うことができると思いますので、そうした「スポーツ人脈」がどんどん広がっていくのも魅力ですね。

反対に、これらの仕事や業界に就職するデメリットは、専門的なスキルが身につかない」「給与が上がらない」「決まった曜日に休みが取れないといった点が挙げられます。

スポーツ用品ショップ」や「フィットネスクラブ」でアルバイトなどをしたことがある人も多いと思いますが、そうした「アルバイトスタッフ」や「パートタイマー」などのスタッフが多い仕事というのは、自分がそこで「正社員」になったとしても「専門的なスキル」が身に付きにくいです。

こうした仕事は、まず大前提として「とにかくその場所にスタッフがいる」ということが最も大切になります。

大きなスポーツショップなどに買い物に行ったとき、スタッフが誰もいなくて「無人」だったら商品のことを聞いたり、在庫を探してもらったりできないので不便ですよね。

ただ、こうした「商品説明」や「在庫管理」といった仕事はそれほど難しい仕事ではなく、慣れれば学生でも十分にこなせる仕事なので、こうした仕事は「給料が上がりにくい」という側面もあります。

実際、国税庁の民間給与実態統計調査(令和元年)によると、日本のビジネスパーソンの平均年収は約430万円となっていますが、フィットネス関連のインストラクターの年収は300〜350万円だとされています。

また、こうした「スポーツに関わること自体が目的の仕事」は、基本的に一般市民がスポーツを「する時間」や「みる時間」にサービスを提供する必要があります。

つまり、多くの人は「土日」などの祝日にスポーツをしたり、みたりすることが多いので、そうした人たちにサービスを提供するためには、自分は「土日に仕事をする」ことが必要になります。

特に「スポーツ用品ショップ」や「フィットネスクラブ」は「シフト勤務」になりやすいため、自分が「休みを取れる曜日」が毎週変わったりします。

こうした生活に特に抵抗がない人であればよいですが、「自分はきっちり土日連休で休みたいです」という人には、こうした仕事はあまり向かないかもしれません。

デメリットを多く書きすぎてしまったかもしれませんが、高校生や専門学生、大学生といった方が将来を考えていくときに、「お金」という視点で職業を考えていくことはとても大切です。

日本では、あまり「お金」のことを話したがらない人が多いです。

学校でも、「お金の稼ぎ方・増やし方」や「賢い使い方」はほとんど教えてくれません。

ですので、「やりがい」や「好き」だけではなく、その仕事をすることで自分はどんな暮らしをしていけるのかを考えることは、特に「スポーツの仕事に関わりたい!!」という人にとっては重要になると思います。

② 仕事の一部としてスポーツに関わる可能性がある仕事

さて、次は「仕事の一部としてスポーツに関わる可能性がある」という仕事になります。

例えばどんな仕事があるかというと、

✔ 食品・飲料メーカーなどでスポーツ用の食品やスポーツドリンクの開発
✔ 自動車メーカーでスポーツ用の車を開発
✔ ホテル・レストランでスポーツ選手やスタッフの宿泊をサポート
✔ 学校の教員としてスポーツ活動に関わる(スポーツ指導や部活の顧問など)
✔ 建物の建設業として、スポーツ施設の建設に関わる
✔ 出版社で、スポーツ関連の書籍や雑誌の編集に関わる
✔ IT企業で、スポーツ企業向けのシステム開発に関わる
✔ 大手企業などが持っている実業団チームにスタッフとして関わる

コンサルティング企業で「スポーツビジネスプロジェクト」に関わる

という感じで、かなり色々な仕事があります。

こうした仕事に共通していることは、「その企業自体はスポーツ関連の企業ではない」ということです。

例えば、「スポーツドリンク」では「アクエリアス」などが有名ですが、「アクエリアス」を製造している「コカ・コーラ」という企業は、「スポーツ向けのドリンク」を作ることが中心なのではなく、「お茶」や「コーヒー」などの様々な「飲料」を開発して販売しています。

また、「トヨタ自動車」は「トヨタヴェルブリッツ」というラグビーチームを持っていたり、「日産自動車」は「横浜 F マリノス」を持っていたり、「NTTグループ」は「大宮アルディージャ」と「(ドコモ)レッドハリケーンズ」というサッカーとラグビーのチームの両方を持っていたりして、日本のトップレベルのスポーツにかなり関わっていますが、いずれも「本業」は「自動車製造」や「情報通信事業」であり「スポーツ」ではありません。

こうした企業に就職する場合は、「スポーツのことだけをお任せします」といって採用されることはまずありません。

先ほどの「飲料メーカー」の例でいえば、たまたま「スポーツドリンク」を開発するプロジェクトなどに入ることができれば、スポーツ選手などと関わることができるかもしれませんが、普通の「お茶」とか「コーヒー」とか「ジュース」などの開発に関わることも、もちろんあるわけです。

ですので、一番のデメリットは「自分の意思でスポーツ関連の事業に関わることが難しい」ということです。

特に上記のような大企業では、様々な部署やビジネスが社内に存在しているため、「スポーツと関係ない仕事」をすることのほうが圧倒的に多いと思います。

こうした企業に就職して「スポーツに関わる仕事」をするためには、自分が任されている「スポーツ以外の仕事」でもしっかりと結果を出して、周囲の人に認めてもらうことが大切になります。

その上で、「チャンスがあれば社内のスポーツ関連プロジェクトなどに関わりたい」ということを常に上司などに伝えておくことが大切になります。

必ずしも希望が叶うとは限りませんが、社内で結果を残して信頼を得ていけば、スポーツに関わるチャンスは増えると思います。

逆に、メリットとしては、福利厚生が充実している」「給与が安定している」「専門的なスキルが身につく」「スポーツ事業をやる際にお金に苦労しない」「就職・転職の際などに幅が広がるといったものが挙げられます。

特に、上記で挙げたような大企業やグループ会社などに就職すれば、「福利厚生」や「給与」は「スポーツ系企業」よりもかなり充実している場合が多いと思います。

なぜなら、「本業での稼ぎ」がとても大きいからです。

近年の「スポーツ産業全体」での市場規模は、年間で7~8兆円程度ではないかと推計されていますが、トヨタ自動車の売上高は約7兆円です。(2021年4~6月期の連結決算)

つまり、トヨタ自動車1社だけで、日本のスポーツ産業全体の市場規模と同じくらいの売上を出していることになります。NTTドコモだけでも約5兆円です。

したがって、こうした企業に就職して「プロジェクトマネジメント」や「マーケティング」「デジタル」などの仕事に関わることができれば、かなり専門的なスキルを身に着けることができます。

ですので、「どうしてもスポーツに直接関わる企業で仕事がしたくなった!!」と思った場合などにも、転職でとても有利になります。

また、これだけ「お金に余裕がある」企業でスポーツ関連の事業に関わる場合は、基本的に「お金の心配をしなくていい」というのも大きなメリットです。

こうした企業にとっては、スポーツ関連の事業で多少失敗したとしても大したダメージにはなりません。

ですが、JリーグやBリーグなどに所属する小規模なクラブで、新しい取り組みが次々と失敗してしまうと、たちまちクラブが潰れてしまいます。

スポーツに関わるチャンスは少ないかもしれないが、しっかり稼いで土日も休みたい!!」という人や、「最先端のビジネスに関わりながらスキルを身に着けて、スポーツに関わるチャンスを狙いたい!!」という人は、こうした企業への就職などを目指して、「スポーツのお仕事」に関わるタイミングを狙っていくと良いと思います。

ちなみに、私はこの「② 仕事の一部としてスポーツに関わる可能性がある仕事のパターンで普段の仕事をしています。

所属している企業はスポーツとは直接関わりのない企業ですが、プロスポーツチームなどを持っていたり、プロスポーツリーグのスポンサーをしていたり、eスポーツ事業などをやっている部署などが社内にあるため、スポーツに関わるチャンスは多いです。

また、これまでお付き合いのある取引先がラグビーチームなどを持っており、取引先の社員の方と一緒にラグビー観戦などに行ったりと、色々なところでスポーツと関わって楽しんでいます。

本業と並行して行っている「大学教員」の仕事でも、大学生に対して「スポーツマネジメントスポーツマーケティング」を教えています。

私は「スポーツクラブのスタッフ」や「スポーツ用品メーカーの社員」ではありませんので「直接、スポーツに関わる企業」では勤務していませんが、「仕事の一部」としてはかなりスポーツに関わっていると思います。(このブログで記事を書いたりするのもそうですね。)

※ちなみに、自分自身で「子ども向けサッカースクールのオーナー」をやっていたこともあるので、「① スポーツに関わること自体が目的の仕事」も経験しています。

色々な「スポーツのお仕事」を自分なりに見つけてみよう!!

というわけで今回は、「スポーツに関わる仕事がしてみたいけど、何をしたらいいかわからない!!」という方のために、

① スポーツに関わること自体が目的の仕事

② 仕事の一部としてスポーツに関わる可能性がある仕事

という2つの視点から、「お仕事」としてスポーツに関わる方法をお伝えしてきました!!

①スポーツに直接関わること自体が目的の仕事」としては、

スポーツ選手を直接支える仕事(トレーナー、栄養士など)
スポーツ選手を裏から支える仕事(スポーツ用品製造、代理人など)
スポーツチームを支える仕事(協会、クラブのスタッフなど)
スポーツをする人を支える仕事(フィットネス、総合型スポーツクラブなど)
スポーツをみる人を楽しませる仕事(アナウンサー、記者など)

こんな感じのお仕事があります。「スポーツに関わる仕事がしたい!!」と思ったときには、まずこうした仕事に関わることを目指すと良いと思います。

ただ、こうした仕事に関わることにも色々と「メリット」や「デメリット」がありますので、「ちょっと違うなぁ」と感じた方は、「②仕事の一部としてスポーツに関わる可能性がある仕事」を視野に入れて、就職活動などをしてみると良いと思います。

例えば、

✔ 食品・飲料メーカーなどでスポーツ用の食品やスポーツドリンクの開発
✔ ホテル・レストランでスポーツ選手やスタッフの宿泊をサポート
✔ 建物の建設業として、スポーツ施設の建設に関わる
✔ 出版社で、スポーツ関連の書籍や雑誌の編集に関わる
✔ IT企業で、スポーツ企業向けのシステム開発に関わる

こんな感じですね。

どちらも「メリット」「デメリット」がありますので、「自分にとっては、何が大切か?」をしっかりと考えながら自分×職業×スポーツで、みなさんにとってベストな「スポーツライフ」を作っていってください!!


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須賀 優樹
須賀 優樹
産業能率大学にてスポーツマネジメント分野の教員を務める。「世界で一番優しくスポーツビジネスを学べる場をつくる!」を目標に、本サイトを立ち上げ、運営中。スポーツ業界に入りたい人、活躍したい人をこれまで多数支援。本業は大手通信事業会社でのデータ戦略。