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スポーツを「ビジネス」にするためには、どうしても「サービスや商品を多くの人に知ってもらう」という必要があります。
そのときに大きな役割を果たすのが「メディア」という存在です。
これまでメディアについては何度か取り上げてきましたが、スポーツの発展のためには「メディア」という存在をうまく活用していくことがとても大切になります。
「メディア」の中にも、「新聞」「テレビ」「インターネット」など、様々な種類のものがありますが、今回は主に「インターネット」での情報配信をメインにした「スポーツ関連のメディア」についてご紹介してみたいと思います。
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そもそもメディアってなに!?
おさらいになりますが、そもそも「メディア(media)」というのは日本語にすると「中間」という意味です。
この「中間」というのはどういうことかというと、「それ自体では成り立たないもの」ということです。
「何か」と「何か」の間にあるものが「中間」ですので、その「何か」と「何か」がなければ成り立たないのです。
スポーツメディアでいう「何か」と「何か」というのは、簡単に言うと、「試合」と「試合を見たい人、もしくは結果を知りたい人」です。
もちろん、メディアが配信する内容はすべてがスポーツの試合に関することではありませんが、イメージとしてはそういった感じです。
現代の代表的なメディアは、テレビ、雑誌(本)、新聞、インターネット、ラジオなどです。
近年では、Jリーグや欧州サッカーリーグを放映する「DAZN(ダゾーン)」や、フットサルの最高峰であるFリーグを放映する「Abema TV」などのネットテレビ型のメディアも出てきています。
メディアはスポーツにおいては、もちろん、人々が生活する上で欠かせない存在です。
このブログをご覧の方はスポーツを「みる」ことも多いと思いますが、試合の情報はインターネットやテレビなどでチェックする方が大半でしょう。メディアは人々の生活においても、スポーツにおいてもそれだけ重要な存在なんですね。
Web系のスポーツメディア6選!
では、ここからは実際に「インターネット(Web)関連」をメインとして運営されているスポーツ専門メディアをいくつかご紹介していきたいと思います。
こうしたメディアは、テレビや新聞といったような、昔から日本にあるメディアに比べると歴史が浅いですが、インターネットという強みを活かして、オリジナリティのあるネタを日々提供しています。
ぜひチェックしてみてください!
スポーツビジネス色の強い「VICTORY」
「VICTORY」は株式会社VICTORYが運営するスポーツビジネスを中心とするスポーツメディアになります。
同社の理念は「スポーツ産業の拡大、成長を支え、10年後、スポーツが日本社会で欠かせない存在にする」とのことです。
野球、テニス、サッカーなど様々な競技の記事を配信しています。
また、アスリートやスポーツ業界関係者の対談記事も多くあり、数多くのライターが執筆しているのも特徴の1つです。
スポーツビジネス関連の記事は専門的なものも多いですが、知識の習得や業界の現状を知るのには役に立つと思います。
詳細はこちら→https://victorysportsnews.com/
就職求人型スポーツメディア「スポジョバ」
「スポジョバ」はスポーツ用品店などを運営する株式会社スポーツマリオが2019年夏に立ち上げ、運営していましたが、2020年5月にスポーツ人材の会社である「スポーツフィールド」に事業譲渡されたメディア型マッチングサイトです。
そして、このブログとも「スポーツパートナー」という形で提携させて頂いております!
スポジョバでは、400件を超える「スポーツ関連求人」が掲載されているほか、サッカーの指導者になる方法といった記事や、スポーツ業界関係者のインタビュー記事なども掲載されています。
「スポーツ好きなあなたがスポーツ業界をもっと良くする」をコンセプトに「価値あるスポーツの繋がりを作る」ことをミッションにしています。
スポーツについて知りたい方はもちろん、スポーツ業界に就職したい方は必見のメディアです。
そして、2019年夏から事業をスタートしたにも関わらず、「スポーツ 転職」といった感じで検索すると検索結果のかなり上位に表示されるため、最近では認知度も急上昇しています。
今後、スポーツフィールド社への事業譲渡で、更に「スポーツ人材業」に力を入れていくでしょう。
詳細はこちら→https://spojoba.com/
アスリートに視点を当てた新たなスポーツメディア「SPREAD」
「SPREAD」は2018年夏に設立されたメディアです。
「アスリート」に焦点を当てており、サッカー、野球、バスケットボールの3大スポーツに加え、テニス、バレーボール、水泳、ラグビー、バトミントン、フィギュアスケートなど、幅広いスポーツの記事を配信しています。
また、ニュースや特集、オフショットの記事なども配信しています。
同メディアは株式会社イードが運営しており、同社はメディア事業以外にインターネットアンケートのサイト運営など、マーケティング・リサーチ業も行っているようです。
スポーツ関連のマーケティングリサーチに興味がある人は、就職先の1つとして考えてみてもよいかもしれませんね。
詳細はこちら→https://spread-sports.jp/
スポーツビズが運営!「GATHER」
「GATHER(ギャザー)」はアスリートのマネジメントやマーケティング事業を行う「スポーツビズ」社が運営しているメディアです。
同メディアは「アスリートを応援する」を理念に掲げており、先ほど紹介したSPREADと似ているところがあります。
サッカー、野球、バレーボール、ゴルフや各種オリンピックの競技の記事に加え、スポーツビジネス関連の記事も配信しています。
ニュース記事というより、コラムやオピニオンが中心になっています。
スポーツビズが運営しているだけあり、スポーツビジネスの情報も豊富にありますので、スポーツビジネスを学びたい方はチェックすると良いでしょう。
関連記事:スポーツビジネスを専門的に扱う会社まとめ
詳細はこちら→https://sjgather.com/
スポーツインスピレーションをあなたに!がコンセプトの「Sportie」
「Sportie」は「スポーツインスピレーションをあなたに!」をコンセプトとするスポーツメディアです。
スポーツを「する」「みる」「ささえる」の3つの視点での記事を配信しており、サッカーなどのメジャースポーツやウィンタースポーツなど、幅広い競技の記事を扱っているようです。
こちらもニュース記事というよりは、コラムやオピニオン関連の記事が多くなっています。そして、70人を超える多くのライターを抱えているようで、非常に多くのライターの記事を読むことができるのも特徴の1つでしょう。
また、部活動の体罰問題や企業スポーツといった、アマチュアスポーツに関する話題も積極的に取り上げているようです。
詳細はこちら→https://sportie.com/
スポーツのリアルを伝える「REAR SPORTS」
「REAL SPORTS」はアスリートやスポーツのリアルを伝えるスポーツメディアです。
スポーツを多角的な視点で分析し、新たな魅力、可能性を伝えているとのことです。株式会社REAL SPORTSが運営しています。同メディアもコラムやオピニオンを多く配信していCAMが株式会社FFと業務提携して立ち上げられたメディアです。
2019年7月に立ち上げられた新しいメディアですが、編集長は大手サッカーメディアのサッカーキングなどを運営する株式会社フロム・ワンの元代表取締役社長の岩本義弘氏が編集長を務めています。
岩本氏の多くの人脈や経験もあってか、アルビレックス新潟の早川文哉選手や高校サッカーの名門、青森山田高校の黒田剛監督など、著名人のインタビューも多数掲載されています。
詳細はこちら→https://real-sports.jp/
マイナースポーツ中心のメディア「Vector」
「Vector(ベクター)」はマイナースポーツを中心に取り扱うスポーツメディアです。
代表のコースケさんはAR技術を用いたテクノスポーツの一種であるXballというスポーツをされているそうです。
この競技は、サッカーやバスケットボール、ハンドボールと同様に互いのゴールにシュートするスポーツのようです。
VectorではXballなどのマイナースポーツに関するコラムやマイナースポーツ交流会なども開催しているとのことです。
また、マイナー競技一覧といったまとめ記事も配信しており、マイナースポーツに興味がある方にはオススメのサイトです。
詳細はこちら→https://sportsvektor.com/
スポーツメディアの状況や就職するために必要なこととは?
今回はスポーツメディアを6つ紹介しましたが、まだまだ多くのメディアがあります。
最近では、「スポジョバ」のように求人サイトでもスポーツ関連記事の配信をしているメディアも増え、ひと昔前のような、「ただの求人サイト」では生き残れなくなってきているのが現状です。
また、総合スポーツメディアの多くはアスリートに焦点を当てています。
そのため、他メディアとの差別化をするのも難しくなってきています。
また、メディアにとっては、サイト上に存在するページがどれくらい閲覧されたのか、という「PV(ページビュー)」数がとても大切で、Yahooやスマートニュース、グノシー、ライブドアニュースなどのニュースのまとめサイトに記事を掲載し、サイト閲覧数を稼ぐことも重要になってきています。
また、ただ単に「ニュースを配信する」というメディアは山のようにありますが、ニュース記事で他社と違いを生み出すことは、独自の情報(いわゆる特ダネ)がない限り難しいため、最近ではコラムやオピニオン、インタビュー記事のみを扱うメディアも増えてきている傾向があります。
そこで、メディア業界に就職するためには、以下のような能力が求められてきます。
✔ 業界の現状を知るための情報収集力、それぞれのメディアごとの強みなどを分析する力
✔ 「お金を生み出す」ことが難しいメディア業界にて、他社にない記事の企画や立案をする「アイディア力」
✔ 取材や独占情報をつかむための人脈
✔ 世の中の現状把握やニーズの調査などのマーケティングスキル
メディア業界で必要とされるスキル
メディア業界で活躍するためには、常に多くの情報にアンテナをはり、世の中の現状を把握した上で、他社には出せないネタを配信することで、アクセス(注目)を集める必要があります。
メディア業界側としては、サイトのアクセス数を集め、PR記事やバナー広告も含めた広告収入を増やすのに貢献してくれる方を求めているでしょう。
また、インターネットメディアは「お金を生み出す(マネタイズする)」のが新聞やテレビといったメディアと比べると現状では難しいため、どうすればお金を生み出せるかを考えて、それを実践できるスキルを持っているとなお良いでしょう。
メディア業界に就職するにしても、しないにしても、「世の中が求めていることを理解する」「世の中の人の心に響くような文章を書く(動画なども同様)」というスキルは、どんな仕事をする上でもますます重要になってきていますね!
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✔ 「メディア」の意味がわかる
✔ 「インターネット」を中心に情報発信をしているスポーツメディアがわかる
✔ 「スポーツメディア」企業に就職するためのポイントが分かる