「スポーツビジネス初心者」に絶対読んで欲しい45冊を一挙にご紹介!!

運営者について

本サイト、「ゼロからのスポーツビジネス入門」の運営代表の須賀優樹です。

普段は企業のデジタル化やデータ利活用に関するコンサルティングを行う「合同会社SCEED(エスシード)」の代表をしており、様々な企業の経営活動を支援をしながら、並行して学校法人産業能率大学でスポーツマネジメント分野を教える教員(非常勤)をしております。

私の経歴や実績、このサイトを立ち上げるに至ったきっかけや、このサイトを通じてお伝えしたいことをこちらに書きたいと思います。

運営代表のこれまでの略歴と実績

ゼロからのスポーツビジネス入門 運営代表
須賀 優樹

■ 少年時代は野球を楽しむ。

■ 大学は「帝京大学 経済学部 経営学科 スポーツ経営コース」に所属。元伊藤忠商事でNBAとのライセンスビジネスなどに携わった大坪正則氏の元で、プロスポーツの経営戦略や制度設計などを中心に学ぶ。在学中に、Bリーグ:さいたまブロンコス(当時bjリーグ 埼玉ブロンコス)、Jリーグ:東京ヴェルディにインターンシップを経験。(帝京大学の学生として初めて東京ヴェルディへインターン)

■ 大学を卒業後、「慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 スポーツマネジメント専修」の修士課程に進学。元電通でワールドカップなどのスポーツビジネスに携わった海老塚修氏の元で、スポーツイベントのマーケティングやスポーツ政策・振興などを学ぶ。

■ 大学院の修士論文では、自身がプレーしてきた「軟式野球」の運営管理に関する論文を執筆。※実際の論文はこちら⇒ 「アマチュアスポーツの自主的リーグ運営に関する研究 軟式野球を事例として

■ 2013年~2016年
・大学院を卒業後は福祉関連業務を経て、大手企業を中心としたデータ活用プロジェクトに参画。ビッグデータの分析やデータ活用推進業務を経験。

・2016年に企業のデジタル化やデータ利活用を支援する事業を中心に行う合同会社SCEEDを創業。

・おなじく、2016年に本サイト「ゼロからのスポーツビジネス入門」を立ち上げる。

■ 2017年~2019年
・幼児・小学生向けのサッカースクール「早稲田ユナイテッド横浜」と、プログラミング教室の「Tech for elementary 横浜都筑校」のオーナーになる。同時に、神奈川県湘南地区で活動するサッカークラブである「CSA(クラブ湘南アレイア)」の経営にも関わり、湘南エリアでのサッカースクール事業立ち上げに尽力。立ち上げ1年弱で会員数100名規模まで成長。

■ 2021年
学校法人産業能率大学のスポーツマネジメント分野で教員(非常勤)に就任。2021年度は主に2年生向けの「スポーツマネジメント入門」と3年生以上向けの「スポーツマーケティング」の授業を担当。

・産業能率大学の紀要(第42巻第2号)にスポーツマネジメント教育に関する自身の研究が掲載される。(「スポーツマネジメント教育」が目指すべき方向性への一考)

・大手通信企業のデータ活用人材育成プロジェクトに中心メンバーとして約1年間参画。

■ 2022年
・前年に続き、産業能率大学にて「スポーツマネジメント入門」の授業を担当。約150名の学生に対して「スポーツマネジメントの基本的な考え方」「スポーツ産業」「スポーツマーケティング」等の基本的な枠組みを解説。

・小学館の「女性セブン」よりスポーツビジネス(アスリートの収入)に関する取材を受け、6月30号にて記事が掲載される。(世界のアスリート長者番付 女性が活躍できる団体競技が少ない現実)

・光文社の「女性自身 11月1日号」に自身がコメント依頼を受けた記事が掲載される。(羽生結弦を襲うプロ転向の洗礼…トラブル続出で“母親マネージャー”の限界指摘する声も)

・光文社の「女性自身 11月29日 12月6日合併号」に自身がコメント依頼を受けたトップアスリートの生涯年収に関する記事が掲載される。(大坂なおみは380億円、羽生結弦は72億円、大谷翔平は695億円! トップアスリート11人 驚 生涯所得)

■ 2023年
・前年に続き、産業能率大学にて「スポーツマネジメント入門」の授業を担当。約200名の学生に対して「スポーツマネジメントの基本的な考え方」「スポーツ産業」「スポーツマーケティング」等の基本的な枠組みを解説。

・光文社の「女性自身 5月2日号」に自身がコメント依頼を受けた記事が掲載される。(大谷翔平をつくった驚異の食生活 ゆで卵1日16個にバンズ抜きバーガー!)

・慶應義塾大学出版会の「三田評論 2023年6月号」に、自身が寄稿した日本の野球市場と野球の価値に関する記事が掲載される。(【時の話題:野球で地域おこし】須賀優樹:野球を「市場」という視点から考える)

なぜこのサイトを運営しているのか?

私がなぜこのサイトを運営しているかというと、学生時代に私自身が「スポーツビジネスやスポーツマネジメントをいまひとつ理解できなかった」という経験があるからです。

近年、スポーツビジネスが盛り上がりつつあり、高校、大学、専門学校などで学ぶ方も増えてきていると思います。

しかし、「スポーツビジネス」や「スポーツマネジメント」というのは、定義や対象があいまいで、個々の内容としては面白いものの、全体像が理解しづらく、「自分が実際に何をできるか」と考えたときに、ピンとこない方が多いのではないのかと感じます。

現在では、スポーツマネジメントの本などもたくさん出ていますが、言葉が難しかったり、イメージがわかないといった理由から、学ぶことを辞めてしまうのは日本のスポーツ発展にとっても人材育成という視点でも大きな損失です。

「教科書的」な複雑な説明や理論ではなく、できるだけ「優しく」スポーツビジネスあるいはマネジメントといったことを理解してもらえるサイトを作って、それらを学ぶ人たちに貢献したいと思って、このサイトを始めました。

スポーツマネジメントとの関わりと過去の失敗

私は大学で4年間、大学院で2年間、計6年間もスポーツビジネスやスポーツマネジメントといった分野を学び、「スポーツマネジメント学 修士」になりました。

特に大学時代はBリーグ(当時bjリーグ)のさいたまブロンコスさん(当時埼玉ブロンコス)や、Jリーグの東京ヴェルディさんといったクラブでインターンシップをさせて頂いたりと、とても貴重な経験を積みました。

しかし、新卒時にはスポーツに関する仕事に就職できませんでした。

「スポーツビジネス」といっても、様々な仕事がありますが、いざ自分が就職しようとすると「スポーツを仕事にする」ということがハッキリと想像できなかったからです。

それはなぜかというと、

  • 「スポーツ」という仕事に対して自分がどのように貢献できるのか分からなかった。
  • 「スポーツ」で「こういう仕事がしてみたい!」という具体的なイメージが沸かなかった。
  • 「仕事や職場で嫌なことがあったとき、スポーツも嫌いになってしまうのではないか」と思った。

というのが大きな理由です。

大学時代は、主に「トップ(プロ)スポーツビジネス」の仕組みや経営手法などを学んでいました。

例えば、国内のプロ野球やJリーグ、海外のMLBやプレミアリーグといったことが分かりやすい例です。

講義やゼミでの議論の中心は、そうしたプロリーグの仕組みや、プロ球団の経営に関することでした。

おかげで、「プロスポーツの仕組み」に関してはある程度詳しくなることができました。

日本のプロスポーツ球団(クラブ)に関しても、なぜ長年赤字が続いていたのかという歴史的な背景や、それを改善しようとする取り組みも学ぶことができました。

そうした知識を活かせば、就職活動もあまり苦にはならないだろうと考え、某プロ球団や某スポーツ用品メーカーなどの選考を受けました。

結果はことごとく惨敗でした。

なぜ受からなかったのか。

それは「御社でこういう仕事がしたい!」という強い気持ちや「こういう課題を解決できます!」というアピールが全くできなかったからです。

こうした失敗を経て、一般企業に就職し、自身で起業するまでになると、新ためて「スポーツビジネス」や「スポーツマネジメント」の面白さや奥深さを感じるようになりました。

学生時代に学んだ経験を糧にして、サッカースクールのオーナーになることも、大学の先生としてスポーツマネジメントを教えるということも叶いました。

お伝えしたいこと ~「スポーツに貢献」ではなく「スポーツで貢献」~

上記までのように、学生時代にたくさん学んできたスポーツマネジメントが「就職」という場においてはほとんど役に立たなかった、という悔しい経験をしました。

つまり知識があるかどうか」ということはそれほど重要ではない、ということです。

一番大切なことは、「スポーツというものを使って、何に対してどんな貢献ができるのか」ということです。

このブログを読んでくれる方は、10代、20代といった若い方が多いと思います。

そうした若い方たちにぜひ知ってほしいのは、「スポーツビジネス」や「スポーツマネジメント」というものは「スポーツを使って何かをする」という発想が大切ということです。

スポーツに対して貢献する」のではなく、「スポーツを使って貢献する」のです。

例えば、学生時代からずっと野球をプレーしてきた人が、「野球に対して恩返しがしたいから野球の仕事がしたい」というのは立派な気持ちであることは間違いありませんが、ビジネスの視点から言うと、「野球を使って誰かの役に立つことで、対価(お金など)をもらう」という考え方が必要です。

「スポーツが好き」と「スポーツを仕事にする」ということは違うということです。

私も学生時代はなかなか気づくことができませんでした。

「どんなことがしたいのか」がはっきりしていれば就職活動で苦労することはあまりないと思います。

「どんなことがしたいのか」がはっきりしていないから、みんな苦労するのですよね。

スポーツを盛り上げたい、でもどうしたららいいかよくわからない、という「こころざし」のある人が、このサイトを参考に、一人でも多く活躍してくれることを願っています!!

ゼロからのスポーツビジネス入門
須賀優樹