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今回は、とある女性の物語をご紹介したいと思います。
名は亀山星華さん。
なんと、スポーツビジネス未経験からたったの数か月でバスケットボールクラブ(3×3)のオーナーになってしまったのです。
そして、2020年9月27日から、「クラウドファンディングによる資金調達」にも挑戦を行い、クラウドファンディングサイトの「READYFOR (レディーフォー)」にて、プロジェクトが公開されました。
※残念ながら、クラウドファンディングのプロジェクト自体は成功しなかったのですが、クラウドファンディングを通じて多くの方に亀山さんの取り組みが知られることとなり、リーグへの参入も決定致しました(2020/11/3 記)
「なぜスポーツビジネス未経験からいきなりオーナーに!?」
「なにを目指してクラブを設立したのか!?」
「彼女をそこまで突き動かすものとはなにか!?」
といったことを、亀山星華さんご自身に書いて頂きました。
以下より、ご紹介していきたいと思います!!
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私の自己紹介: 公務員⇒オーナーへ
はじめまして、星華です。
「ゼロからのスポーツビジネス入門(以下ゼロスポ)」さんには、「勉強会の1期生」として参加させていただきました。スポーツビジネスを学ぶきっかけとなったのも、またこの事業を始めるきっかけとなったのも「ゼロからのスポーツビジネス入門」のユウさんのおかげと言っても過言ではありません。
今回は、私が現在行っている活動をお話しする場を設けていただきました。
まずは、私自身の自己紹介をします。
秋田在住の25歳、亀山星華といいます。
秋田県出身で高校卒業後、公務員として各地を転々と勤務しておりました。
在職中は、「仕事が楽しいなんて人は世の中には一握りしかいない。やりたいことをやりたい人とできるなんてそんな夢のような話はない」と自分を押し殺し葛藤と闘っていました。
それなりにやりがいも感じていましたが、休日のために仕事を我慢してこなしている日常に嫌気が差すようになりました。
「もっと自分らしく自分が楽しく過ごせる日常を過ごしたい」と思うようになったことがきっかけで辞職を決意し、新しい道に進むことにしました。
私は、もともとバスケットボールをやっていたこともあり、スポーツが大好きでした。
また、各地を転々と勤務したことで、同じ東北の地方の魅力に気付き、生まれ故郷の秋田県をもっと発信していきたいという気持ちが生まれました。
そのため、「スポーツ×地域活性化」に興味を持ったのは、私にとって必然でした。
オーナーを目指すきっかけになった秋田県のバスケ事情
秋田県民にとっても、スポーツに対する熱量が高いことも活動の後押しとなっています。
2018年に金足農業高校が夏の甲子園準優勝した際は、まさに県民が一体となって金農ナインへエールを送っていましたし、Bリーグチームの秋田ノーザンハピネッツも観客動員数は全国でも首位を争うほどです。
そうした中、あるニュースが飛び込んできます。
『能代工業、統合により校名変更』
バスケの名門として伝統ある、「能代工業高校」の名前がなっくなってしまうというショッキングなニュースです。
OBの方や地域の方、バスケファンの方が非常に悲しい思いをされたということを耳にしました。
しかし、ポジティブに捉えると、伝統を受け継ぎつつ、新しい時代のスタートなのだなと背中を押される形で「バスケの街・能代」にバスケのそれも新競技の「3x3(スリーエックススリー)」チームを作り、プロ参入を目指そうという考えに至りました。
その後は、持ち前の行動力(というか何も考えてないだけ?笑)で、地域貢献に意欲的な3x3のプロチーム「鳥取ブルーバーズ」に短期間運営の勉強をさせてもらいに、はるばる鳥取へ乗り込みました。
鳥取で「理想のオーナー像」が見えてきた
そこでは、運営はもちろん選手の生の声を聞くなどし、自分自身の目指すオーナー像というのが固まりました。
鳥取で活動する傍ら、秋田のチームのプロ参入へ向けた動きも進める必要がありました。
勤務時間後に選手との定期的なミーティングやスタッフとの意思疎通など、協力してくれている方達の気持ちが離れないようフォローは継続しておりました。
鳥取生活も残すところ1ヶ月を切ったところで、ある方の紹介を経てクラウドファンディングに挑戦することとなりました。
資金調達という意味でも、無名な私にとっては助けとなるコンテンツです。
あえてクラウドファンディングを選んだ理由は、2つあります。
1つ目は、一人でも多くのバスケファンにこの活動を知っていただきたいという思いです。
そして2つ目は、この挑戦を見た人が何かに挑戦するきっかけとなってほしいという思いです。
地域活動だけでは全国のみなさんへの発信力に限界があります。
ですが、クラウドファンディングであれば、全国の皆さんにこの活動をお届けすることができる。
これは絶好の機会だと感じました。
そして、経営者でもなんでもない私が挑戦していることで、誰かの挑戦を後押しできたらと考えています。
そのため、あえて「クラブ設立」という「0からスタート」の段階でご協賛を募集することにしたのです。
そこには、「共に成長し、共に創り上げていきたい」という思いも隠れています。
クラブが目指していくもの、それは「挑戦の連鎖」
ここで、少し私たちスティーラーズが目指すチーム像をお話しさせてください。
まず、チーム名の「能代スティーラーズ」ですが、ラテン語で星を表す「ステッラ」そして力強いを意味する「スチール」を合わせた造語です。
この星は、「地域・企業・行政・力強いプレーヤー・チーム」で結び共に未来を創っていこうという意味を込めています。「宇宙の街・能代」にも因んでいるのですが・・(笑)
このように、私たちは「身の回りを巻き込むポジティブの伝染」を目指しています。
我々の挑戦を見て、誰かが挑戦する、そうするとまたその誰かが誰かの挑戦を後押しする。こうやって一人でも多くの人にとっての憧れとなりたいと思っています。
また、これまでのプロ選手とは異なる身近なヒーロー的存在を作りたいと考えています。
街中で、プロが練習しているところに集まりバスケを教えてもらう。その光景を親御さんや近所のお年寄りが見に集まってくる。「〇〇選手だ・・!」ではなく、「〇〇さん、この前の試合見たよ〜」と声をかけてもらえ、応援したくなる、そんな身近なヒーローでありたいと思っています。
こうして選手が身近なヒーローとなり、またチームが作り出すポジティブの連鎖によって成し遂げたいのは、『非日常の日常化』です。
楽しいが毎日感じられるなんて最高な人生ですよね。
スポーツの力を使ってそれができると信じています。
そしてそれは、私の考える地域貢献に繋がると考えております。
ずっと秋田に住んでいたくなるそんな街づくり・環境作りをしていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
きっと共感してくださる部分があって最後まで目を通してくださったのだと思います。
私たちに引き寄せられ巻き込まれた一員として、ぜひこの活動を応援&拡散してくださると嬉しいです。
引き続きよろしくお願いいたします。
\クラウドファンディングに挑戦しました!!/
\亀山星華さんのことをもっと知りたい方はコチラ/
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ユウからひとこと
たったひとりで「バスケクラブ設立」をひらめき、ほぼビジネス未経験ながら理想のクラブ・街づくりを目指す亀山星華さんのストーリー、いかがでしょうか?
亀山さんと私が出会ったのは、このブログ(ゼロからのスポーツビジネス入門)が開催している「ゼロスポ勉強会」に彼女が参加してくれたことがきっかけでした。
この勉強会は、2020年の4月から開始したもので、初めて参加者を募集したところ、まっさきに手を挙げてくれたのが亀山さんでした。
スポーツビジネスには以前から興味があり、これまでもご自分で色々なセミナーに参加してみるなどして、情報を得ていた亀山さんですが、ゼロスポの勉強会をきっかけにして、まさに「ゼロから」クラブ設立を進めていきました。
私と亀山さんとは長い付き合いというわけではないですし、勉強会も秋田県や研修先の鳥取県などから「リモート」で参加していただいているため、実際に直接お会いしたことはありません。
ですが、亀山さんからは「ひとつでも多くのことを学びたい!!」という気持ちがいつも伝わってきますし、彼女自身が書いていたように素晴らしい「行動力」を持っている方です。
何より、なにか周りの人が自然と協力したくなるような不思議な魅力を持っている方なのです。
亀山さんは、スポーツクラブ経営者にありがちな「ワンマン経営」ではなく、スタッフや選手、協力してくれる方、地域の方などの気持ちや考えをよく理解して、「調和を大切にするリーダー」にきっとなっていける方だと思います。
そんな亀山星華さんの今後の活躍に、皆さまもぜひご注目ください!!
そして、「能代スティーラーズ」の理念に共感頂いた方はぜひクラウドファンディングでご声援を!!
※当初は「能代スティーラーズ」としてスタートしましたが、現在は「秋田スティーラーズ」に名称を変更して活動中です! (2020/11/3 記)
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