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スポーツ企業にインターンする方法を徹底解説!【準備・ルート・メリット】

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須賀 優樹
「ゼロからのスポーツビジネス入門」の運営代表として、「世界イチわかりやすいスポーツビジネス・マネジメント」を情報発信。産業能率大学にてスポーツマネジメントを教えています。スポーツ業界就職や起業相談、スポーツ組織向けコンサルティングも好評。

今回は、スポーツ業界で仕事がしたい学生さんや若手の方なら、絶対に経験したほうがいい「インターンシップ」について解説をしたいと思います。

インターンシップ」というのは簡単に言えば「職業体験」のことです。

「スポーツビジネス」という言葉を聞くと、とても「カッコいい仕事」というイメージを持っている方もいるかと思いますが、実際には他の業界の仕事と大きな違いがある訳ではなく、地味な仕事も多いのです。

そうした「スポーツの仕事のリアル」を知らないまま、いきなり就職活動をしたり、スポーツ関連企業に履歴書などを送ったりしても、あまりうまく行かないかもしれません。

でも「インターンシップ」を経験すれば、スポーツ関連企業やスポーツ業界の「リアル」な状況が学べるわけです。

そこで、この記事では「インターンに行く方法」「インターンに行くメリット」「インターンを募集しているスポーツ関連企業のご紹介」という、3つの視点で解説していきたいと思います!

この記事で学べること

✔ インターンをするための準備や方法がわかる

✔ インターンを通じて得られるものやメリットがわかる

✔ どんなスポーツ関連の企業がインターンを募集しているのかわかる


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大学在学中にスポーツ企業へインターンシップに行く方法

大学生あるいは専門学生の方が、スポーツ関連企業にインターンシップに行くためには、以下の3つの方法があります。

① 学校内での公募

② 企業のWebサイトでの公募

③ 独自ルート

インターンシップに行くための方法

では、1つ1つ解説したいと思います。

「学校内での公募」はインターンの王道

大学生や専門学生の方が最も想像しやすいのが「学校内での公募」かと思います。

これに関しては、文字の通り「学内で公募しているインターン企業」へ自ら応募し、

・書類審査

・複数回に渡る面接

をクリアすることでインターンに行くことができます。

実際、この方法でスポーツクラブなどにインターンに行く人は多いです。

書類審査」では、「学校で頑張って学んでいること」や「インターンを通じて学びたいこと」「その経験を将来にどのように活かしていきたいか」といったことを書くパターンが多いです。

また、「面接」では、学内の就職課(キャリアセンター)の職員との面談や、そのインターン先の企業とのコネを持っている先生などと面談をすることが多いです。

学内での審査に合格できれば、インターン先の企業の担当者と面談することになります。

注意点としては、

人気企業は倍率が非常に高く、インターンへ行くのすら狭き門

ということです。※特にスポーツ企業には人気が集中します!

ですので、「絶対にこの企業のインターンに行きたい!」という企業があれば事前の下調べは欠かさずに行う事が必要となります。

「企業のWebサイトでの公募」~ とにかく調べたもん勝ち~

次は、「企業のWebサイトを調べて、直接応募する」という方法です。

学内での応募」に関しては、学内での審査に合格することができれば、インターンに行ける可能性は高いです。

この方法は、インターンに合格できる可能性は低いですが、その分、「倍率」も低いので見つければチャンスです!

インターンはもちろん、「アルバイト募集」や「契約社員」、「正規社員」の募集も行っていたりするので、自分が気になる企業の情報は、定期的にチェックすることをオススメします。

私の知り合いは、この方法でJリーグの某有名クラブでアルバイトに採用されました。

彼は自分で履歴書をクラブに送って合格し、大学4年間、某Jクラブでアルバイトを経験して最終的にはアルバイトリーダーを任されるまでに成長しました。

「インターン」はあくまで「短期間の職業体験」のため、「お給料」などがもらえない場合も多いですが、「アルバイト」であれば仕事を経験しながら「お給料」をもらうこともできるので、「長期にわたって企業に関わってみたい」というのであれば、いっそのこと「アルバイト」として応募してしまうのも「アリ」です。

「独自ルート」を見つけるこてができれば採用される可能性大

独自ルート」というのは、例えば、「大学のゼミの先生から企業を紹介してもらう」とか、「知り合いに頼んでインターンを受け入れてもらう」といったことです。

このルートは、狙わないと見つけるのが難しいですが、見つける事ができればほぼ確実に何らかの形で 企業と接点を持つことができる手段です。

大学の先生などでは、こうした「独自ルート」を結構持っている人が少なからずいます。

実際、先生の講義の内容よりも、「インターン目当て」あるいは「就職目当て」でゼミに入ったりする人も多いでしょう。

最終的には、「大学からの推薦」というような形でインターンに行く場合も多いですが、その過程の中で「ゼミの先生からの推薦をもらう」というものも、結果を大きく左右する要因になります。

スポーツ企業へインターンシップに行くメリットは!?

さて、ここからは「インターンに行くメリット」を考えてみます。

「自分の志望している業種のインターンシップに行けたー!(満足)」では、正直ほとんど意味がありません。

インターンへ行くことがゴールではなく、スタートラインだと思って自分の志望する企業を様々な視点で捉えて欲しいと思います。

ではインターンへ行くことをスタートラインだと捉えた上でスポーツ企業へインターンに行くメリットを3つご紹介します。

① 業種、業界についての理解が深まる!

② 就活の際に「自己PR」のネタになる!

インターンからそのまま就職! の可能性もある

「インターン」に行く3つのメリット

業種、業界についての理解が深まる!

なにより一番のメリットは、「スポーツに関連する仕事はどのような仕事なのか?」というのを自分自身の身をもって体感することができる点です。

将来はサッカークラブに就職がしたい」と考えている方でも、「サッカーのプレーのことは詳しいけど、誰がどんな仕事をしているのかは全く分からない」という場合が多いと思います。

例えば、外国人監督や外国人選手の「通訳」をする人などは、テレビなどに映る機会も多いのでイメージがしやすいと思いますが、「イベントの企画・立案・運営」といったことをする仕事や、「他の企業に対してのスポンサー営業」といったような仕事は、あまりテレビやサッカー雑誌などに取り上げられることがないため、実際に現場を見てみないと、「こういう仕事なのか!」という理解が深まらないと思います。

「インターン」に実際に行ってみると、自分が想像した通りの仕事内容もあると思いますが、「こんなこともやっているのかぁ」という意外な仕事もあることに驚かされると思います。

また、実際に皆さんが関わりたい仕事をしている人たちのキャリアや人柄などに触れることも、特に学生さんにとっては大きな成長に繋がると思います。

例えば、「サッカー界は、同業界からの転職などが多い」ということをインターン期間中に社員の方に教えてもらったりすることもあるかと思います。

そうしたちょっとしたコミュニケーションでも、学生さんにとっては、とても勉強になり就職の際の参考になるでしょう。

ワンポイントアドバイス
「楽しくない仕事も、前向き」に

インターンに行くと、想像していなかった仕事や、自分にとってあまり楽しくない仕事を任されることもあります。そんなときに「つまんないから適当でいいや」という人と「誰かの役に立つ仕事なら一生懸命やろう!」という人では、大きな差に繋がります。

ぜひ与えられた役割を責任もって取り組んでみてください!

就活の際に「自己PR」のネタになる!

「インターン」を経験すると、「就活で自己PRのネタができる」というのは大きなメリットです。

特に、「夏休み期間」などを利用して、1か月以上インターンをすると、「この人はちゃんとインターンをやってきたんだな」と企業の担当者に感じてもらうことができます。
※「One Day インターン」などは、アピールのネタとしてはちょっと弱いです。

学生、社会人問わずですが、絶対に面接で聞かれること、それが「自己PR」です。

学生時代に取り組んだことを教えてください

というのは、どの企業でも確実に質問してきます。

この際にインターンシップの経験を話すと、他の内容を話すよりも、面接官の反応が良い場合が多いと思います。

インターンシップに行くことにより、

・自ら主体的に動ける

・短い期間ではあるが、社会経験がある

と企業の面接官に感じさせることができるので、インターンが就職活動のプラスになることは間違いありません。

インターンからそのまま就職! の可能性も

「インターン」を経験してから、その企業にそのまま就職ができる可能性があるのも大きなメリットですね。

実際、私が大学時代に某サッカークラブでインターンをしていたとき、別の大学からインターンをしに来ていた人は、そのサッカークラブにそのまま就職することができました。

こうした風潮は、スポーツ業界だけではなく、他の業界でも年々高まってきていると感じます。

その理由は企業が「戦力になる人材」をとにかく求めているからです。

インターンを通じて頑張った人であれば、その企業の人たちに「あの人、やる気もあって頑張っているなぁ」と認めてもらうこともできます。

いきなり履歴書を出すよりも、そうして自分を「認めてくれている」企業に対して「就職したい!」とアピールしたほうが、採用されやすいのは明らかです。

また、スポーツ業界の企業は、ほとんどが「中小企業」です。ですので、あまり大きな金額を人材の採用活動などにかけることができません。

ですので、企業としても、できれば「知っている人」を採用したいのです。

もちろん、プロ野球チームやJクラブなどは、就職したい人が多いですので、ライバルは多いと思います。

ですが、「インターン」の場でしっかり自分をアピールすることができれば、すぐに就職できなかったとしても、ずっと繋がりを持って、いつか声をかけてくれるときがあると思います。

私も、大学時代のインターン先に就職することはありませんでしたが、インターン先の企業で出会った人たちとは、今でもずっと仲良くして頂いています。皆さんにも、ぜひそういう「ご縁」を大切にしてインターンに挑戦して欲しいと思います。

ワンポイントアドバイス

「小学校の時からスタジアムに通っていました!」のようなアピールの仕方は、逆効果になる場合が多いので注意が必要です。

企業の担当者は、「その企業のことをどれだけ好きか」ということよりも、「物事を様々な角度(視点)から考えることができるか」「お客さんに対して丁寧な対応ができるか」といったことを見ています。

もちろん、その企業や、企業の商品に全く興味がないよりは、多少なりとも興味があるほうがいいですが、あまり「好き好きアピール」をしないようにしましょう。

インターンを募集しているスポーツ企業をご紹介!

最後に、インターンを募集しているスポーツ関連企業を少しだけご紹介したいと思います。

ここでは、業界の中でも有名な企業を紹介するので、業界全体の市場を知る上でも参考になると思いますし、「初めて聞く会社の名前です」という会社があれば、Webサイトなどでよく調べてみることをおススメします。

スポーツ小売関連

「スポーツ小売」というのは、「スポーツショップ」のことです。

特に全国に店舗を展開している4つのスポーツショップでは インターンシップを受けていることが多いです。

スポーツショップ代表例
・株式会社アルペン(スポーツDEPO)
・ゼビオ株式会社
・株式会社メガスポーツ(スポーツオーソリティ)
・ヒマラヤ株式会社
など

フィットネス関連(スポーツジム)

スポーツショップ同様に全国に展開するスポーツジムが、インターンシップを受け入れている場合多いです。

フィットネス代表例
・セントラルスポーツ
・ティップネス
・KONAMIスポーツクラブ
・NASスポーツクラブ
など

プロスポーツ関連

プロスポーツ関連でインターンを受け入れている企業は多いです。

ただ、プロスポーツクラブなどへのインターンは人気があるため、一般の公募をしていない場合があります。

その場合は、クラブのWebサイトから直接お問い合わせをしたり、大学の就職課などに一度相談してみましょう。あるいは、インターンシップの応募を仲介してくれる代理店業者などもあります。

プロスポーツ代表例
・東京読売ジャイアンツ
・横浜DeNAベイスターズ
・千葉ロッテマリーンズ
・プロ野球選手会
・浦和レッズ
・東京ヴェルディ
・大宮アルディージャ
・川崎ブレイブサンダース
など
※年によって大きく変動します。

その他のスポーツ関連企業

その他、企業数は少ないながらもインターンシップを行っている企業をご紹介します。

・スポーツメーカー(ミズノ、アシックスなど)
・独立行政法人 日本スポーツ振興センター
・スポーツ施設運営企業
・スポーツ教室運営企業
など

などなど、探せば様々なインターンが見つかると思います。

ただ、「スポーツ インターン」とネットで検索すると膨大な数の企業がヒットするので、ある程度自分の中で志望する職種を絞って、 下調べしてからインターンシップに行くことをおススメします!

まとめ ~インターンで人生が変わることも~

今回は、\スポーツ企業にインターンする方法を徹底解説!【準備・ルート・メリット】/ということで、スポーツ業界に就職したい方におススメな「インターン」についてご紹介してきました。

インターンに行くためには、

① 学校内での公募

② 企業のWebサイトでの公募

③ 独自ルート

インターンシップに行くための方法

といった方法があり、インターンに行くことのメリットとしては、

① 業種、業界についての理解が深まる!

② 就活の際に「自己PR」のネタになる!

インターンからそのまま就職! の可能性もある

「インターン」に行く3つのメリット

といったことが挙げられます。

実際、私も大学生時代に2つのプロスポーツクラブにインターンをさせて頂きましたが、その経験があったからこそ、今の自分があると思っています。

インターンを通じて、ぜひみなさんも自分の人生を豊かにするチャレンジをしていってください!!


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